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萩原電気、トレンドマイクロ、アラクサラネットワークスが 3 社共同による工場内脅威可視化ソリューション「In-Line Security Monitor」を開発
公開日 2018-02-13

萩原電気株式会社(本社 愛知県名古屋市、代表取締役 岩井三津雄 以下 萩原電気)、トレンドマイクロ株式会社(本社 東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO エバ・チェン 以下 トレンドマイクロ)、アラクサラネットワークス株式会社(本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 南川育穂 以下 アラクサラ)の3社は、製造業をターゲットとした工場内脅威可視化ソリューション「In-Line Security Monitor」を共同開発し、萩原電気が2018年4月よりソリューションの提供を開始します。

「In-Line Security Monitor」は工場ネットワーク内でウイルスが検知された際に現場保全員の初動を促進し、ウイルス被害を最小限に抑えることを目的としたソリューションです。

日々進化を続けるIoT システム環境下では、“情報ネットワーク”および“工場ネットワーク”において適切なサイバーセキュリティ対策を講じる必要があります。工場ネットワークには数多くのコンピュータシステムが接続されており、その脆弱性対策が非常に重要です。今後、IoT の普及に伴い工場ネットワークへのサイバー攻撃が一層高まることが予想されることから、ネットワーク上での脅威監視対策がますます重要となっています。また、工場ではネットワーク経由以外に、外部からの持ち込み端末(以下未登録端末)を経由したウイルス感染への対策も重要な課題となっています。

「In-Line Security Monitor」は制御ネットワーク内の生産ライン毎に端末のウイルス感染状況や未登録端末の接続状況などのセキュリティ情報を可視化します。グラフィカルユーザインタフェース(GUI)表示により、ネットワークやセキュリティの専門家でなくとも、セキュリティ情報を直感的に確認することができます。「In-Line Security Monitor」は脅威の検出から正常状態までの復旧作業を、現場保全員が簡単に実施できるソリューションです。また、2018 年中を目途に、トレンドマイクロのSDN 連携セキュリティ対策製品「Trend Micro Policy Manager」とアラクサラのスイッチが連携することで、不審な通信を発信する端末を特定し、工場ネットワークから自動的に切り離す機能を提供予定です。本ソリューションを導入することで、現場保全員が手間をかけずに攻撃対象の端末を把握し、被害の拡大を防ぐことができます。

「In-Line Security Monitor」の特長は以下になります。
・ 現場保全員向けにカスタマイズされた、セキュリティ情報の可視化
・ ネットワークセンシング技術により、製造ラインにおける制御システム内部の脅威を監視
・ ホワイトリスト機能(※2)により、未登録端末の通信を遮断
・ インダストリアルIoTに対応した組込コンピュータをプラットフォームに採用
・ リチウムイオンキャパシタUPS搭載により電源トラブルや瞬間停電からコンピュータを保護
※2 ネットワーク上でやりとりされる通信を学習し、許可リストを自動で生成する機能。許可リスト生成後、運用状態に切り替えて、ネットワークにおけるすべての通信を監視。許可リストにない不正な通信をシャットアウトすることで、さまざまな攻撃からネットワークを効果的に保護することが可能。

以上の特長により、「In-Line Security Monitor」は、ウイルスが検知された際の被害を最小限に抑えることを可能とします。

【価格情報(参考)】
初期導入費用(構築費用別)     : ¥900,000~
年間ライセンス費用(次年度以降) : ¥300,000~

【展示会出展情報】
2018 年1 月17 日~2018 年1 月19 日に東京ビッグサイトで開催される、「第2 回スマート工場EXPO」トレンドマイクロのブースにて出展予定です。

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