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台湾エクセレンス特集-奥図碼科技有限公司(Optoma)
公開日 2021-07-11

ストレスの多い現代人にとって、面倒な仕事を片付けた後、家に帰ってまずしたいことと言えば、ソファに体を預け、コンビニで買ったポテトチップスをほおばりながら、大画面テレビで心ゆくまで映画やドラマを楽しむことでしょう。しかし100インチ以上の超大型テレビとなれば、そのサイズや重量から設置が難しいだけでなく、一般家庭には手が届かないほど高額です。こうした大型テレビの弱みに着目した奥図碼(Optoma)は、「プロジェクター」を暮らしに取り入れることで、家庭の視聴習慣を変えるべく尽力しています。

Optomaは、2002年に有名な中強光電(Coretronic)グループの子会社として誕生しており、「自社ブランド」の重要性を熟知しています。親会社から引き継いだ設計・製造の技術や経験、そして垂直統合の優位性を生かし、BenQやEpsonなどの大手企業を前に、類まれな強力な製造基盤を支えにしつつ、業界の新星としての地位を手にしました。

設立当初、Optomaは「世界をつなぎ、心に響く映像と音声を届けよう」をビジョンに掲げ、認知度アップを第一の課題としました。マーケティングや営業の担当者は、ブランドと消費者の距離を近づけ、勝利をつかみ取るべく、台湾から一歩一歩世界へと自社のプロジェクターを広めていきました。この10年間、数々の展示会に出展し、消費者が製品に直接触れられる機会を作ってきたほか、近年はデジタルトランスフォーメーションにも力を入れ、製品レビューや開封動画のオンライン配信など、より身近な手法で消費者とのコミュニケーションを図っています。そうした努力が実り、Optomaは世界のトップブランドの仲間入りを果たしました。

2018年以降、EC市場の台頭により消費者行動が変化すると、常に革新を求めるOptomaもまたウェブマーケティングに注目し、ニュースサイト等のオンラインメディアの活用を始めました。Optomaは、今や三大プロジェクターブランドの一つとなり、台湾の大手ビジネス誌『商業週刊』でも、光電子分野のリーディングカンパニーとして認められています。親会社Coretronicの確かな技術力を背景に、製品の品質と使用感を厳しくチェックし、工場と密接に連携しながら毎年新技術を導入しています。また、顧客のニーズに応じカスタマイズを行うB2Bサービスを通じ、使いやすさを重視するブランド精神を体現しています。

今回台湾エクセレンス賞を受賞した「4K HDR対応DLP超短焦点レーザープロジェクター」は、20年近い試行錯誤の集大成であり、「Human to Human」をコンセプトに設計され、「家庭の視聴習慣を変えたい」という長年の思いが形となった製品です。業界最高水準の超短焦点レンズにより、わずか30cmの距離から100インチの大画面を投写します。ドルビーオーディオ(2ch)対応で、外部スピーカーが必要というプロジェクターの固定観念から解放され、究極の映像と音声を簡単に手にすることができます。色域カバー率は121%を誇るため、大勢の人が同時に正確な色彩を楽しめます。また、PIRセンサーを内蔵しており、子どもがプロジェクターに近づくと、自動的にレーザー光の明るさを調整して瞳への刺激を軽減します。

Optomaは、コア事業である「家庭用」製品だけではなく、ビジネスや教育分野でも業界をリードしています。ユーザーとの距離を縮めたいという思いを持ち続け、ケーススタディを取り入れたマーケティングを行い、北方民族博物館の特別展示、ルミエール・ロンドン、台中フローラ世界博覧会、台湾文博会(Creative Expo Taiwan)、台北金馬映画祭など、様々な大型イベントでOptomaの製品が採用されるに至っています。市場と近い距離を保つことで、将来的な市場動向やユーザーのニーズを見極め、最近ではLEDやIFP関連製品に注力するなど、業界内の地位をより確実なものにしています。

台湾の自社ブランドとして今回台湾エクセレンス賞に応募したのは、受賞できれば、マーケティング効果や国際的な知名度を高めることができるとの期待があったためです。Optomaは韓国、台湾、オーストラリアなど、爆発力があり収益性の高い成熟した市場を重視しています。台湾エクセレンス賞をマーケティングリソースとして活用して、露出の機会を増やすと共に、視聴習慣に革命を起こし、今後もより華やかな映像体験を皆様に届けていくものと期待されます。

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